太田 岳晴 先生

経歴

福岡大学医学部 卒業
杉山産婦人科
オーク銀座レディースクリニック 院長

資格

生殖医療専門医

産婦人科専門医

母体保護法指定医

所属学会

日本産科婦人科学会

日本生殖医学会

日本IVF学会

日本受精着床学会

日本卵子学会

メッセージ

妊娠を諦めないでください。

「私は妊娠できる身体なのですか?」と外来を受診された患者様から聞かれます。
実際、特別な疾患をお持ちでない限り妊娠できない女性は殆どいません。
その根拠は、卵子提供を受けた女性の多くが妊娠し出産しているからです。
不妊症は1年で妊娠が成立しないカップルとされています。

 

現在、10組に1組のカップルは不妊と言われ、珍しいことではなく決しておひとりで悩まないでください。排卵は月経が順調な方でも年間13回ほどしかありません。

 

自然での妊娠率は1回の排卵当り、35歳で18%、40歳では5%に低下します。
妊娠率の低下が始まるのは40歳ではありません。35歳でもありません。『30歳』です。

 

2019年、日本の体外受精による出生数は6万人に達しました。同年の日本の出生数は、約86万人ですので約7%、「14人に1人が体外受精」により産まれたことになります。

 

一方、日本の体外受精の治療患者数のピークは40歳です。日本では何でも「自然」がいいと思われる方が多いようで、体外受精へ進む時期が遅くなる傾向にあります。

 

また、体外受精を行っていてもなるべく自然な方法を希望される方もおられます。しかし体外受精に自然を求めることに意味があるでしょうか?
SNSやネットの情報を鵜呑みにしないでください。巷でうわさの民間療法について様々な情報を得て、いろいろな事を試し結果が出ないという方がおられます。これは一見、努力しているようですが実際、努力していることにはならないのです。民間療法に使ったお金は働いて稼げば戻ってきますが、過ぎた時間はお金を払っても決して戻すことはできません。

 

AMH(抗ミュラー管ホルモン)という卵巣年齢を知ることができる血液検査があります。
ご自身の実際の年齢より卵巣の年齢の方が高く出た方はこう言われます。「卵巣年齢を下げる(AMHを上げる)方法はないのですか?」この質問は言い換えれば「若返る方法はありますか?」という質問と同じです。

 

果たして今できることをしているでしょうか?お子さんを授かれずに悩んでいる方にとって妊娠への早道はSNSで評判の民間療法やサプリメントを飲むことではありません。
一番の早道は専門の医師に診てもらうことです。
是非とも、少しでも早めの受診をお勧めします。

在籍クリニック

アートラボクリニック渋谷

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